なぜ、あなたの理念は伝わらないのか
魂の言葉を掘り起こす７Step──人生と組織を変える「言語化」の実践書
本書は、経営者・起業家・個人事業主をはじめ、「自分は何者か」「なぜ、今の仕事をするのか」「何を遺したいのか」と真剣に問い直したいすべての人に捧げる“理念言語化”の実践書である。
筆者はこれまで、裏方の参謀として数多くの経営者を支援し、言葉にならない“志”を言語化する伴走と、目的・目標に向かう仕組みづくり、自己完結型組織の行動化を支援してきた。
理念とは、ただ書くものではない。「ホロン（全体性と個の調和）型を志向し行動を通して生命のように生きるもの」である。
本書では、その理念の「種火」をどのように見出し、言葉にし、組織や人生に灯していくかを、独自のジンテーゼ式構想法として体系化している。
テーマは「問い」から始まる。人生最大の問い――「私はなぜ生まれてきたのか？」に正面から向き合いながら、「理念とは何か」を思想・実践・構造の三層から掘り下げていく。
時に、理念を、「人生の目的・目標」と言い換えても良い。
単なるスローガンや標語ではない、“魂の言葉”としての理念。その言葉が、自分自身や組織をどう動かし、他者の人生にも影響を与えうるのか。
SDGsやESG、プラネタリーバウンダリーやドーナツ経済など、人類と地球のためのパラダイムシフトと交差しながら、「あなたは、志・使命を持って生きているか？」と、本書は静かに、時に、強く問いかけてくる。
あなたがもし、人生に理念や目的を求め、模索している途中ならば、まずこの一冊を手に取ってほしい。
